先日オーストラリア留学へ向けて日本を発った留学生がいます。6ヶ月間。長いようで短い。けれど短いようで長い。この微妙な、そして貴重な時間をいかに使うかはその人次第。無事に到着して、学校も始まり、きっとわからないことだらけで、非常に疲れる1週間を過ごすことと思います。そんなのも留学の醍醐味。
さて、今日は「日本人のいない環境」についてお話をします。私のところから留学する方たちは、この言葉を発した方はいません。けれど、日本人が少ない環境で留学したい、という言葉はよくあると思います。正直なところ、日本人がいない環境はないと思って良いです。そして、日本語が全く使えない環境で問題ない人といえば、もうある程度の英語力がついていて英語で生活をする自信のある人でしょう。
当事業は現地サポートの提携はありません。ただし、何か困ったことがあれば連絡を取れる環境は、カウンセリングの中でしっかり整えます。(物理的にも精神的にも。)現地でのサポートは基本的な部分は学校のスタッフがしてくださいます。生活面でのサポートはホストファミリーや学生寮に聞いてもらいます。わからないことは聞く。この基本的なことができないのであれば、「日本人のいない環境」を希望することを一旦保留にしましょう。考えてもみてください。英語で聞くんですよ。日本語でもわからないことを聞く行動が恥ずかしかったりしてできないのであれば、英語でどうするのですか。そうなります。
実際、私も留学をしましたが、周りには常に日本人がいました。日本人の友人がいたからこそ、あの辛い時期を乗り越えられたと思います。その当時の友達がいるから、今の自分がいて、彼らとは今でも強く繋がっています。もちろん現地の友人もできました。自分でコントロールすればいいことです。メンタルがやられてしまいそうであれば、日本語で話せる相手がいると安心だし、英語を身につけるために留学をしているんだ!と気合が入る状況であれば、英語でなんとか貫いてみる。そんな風にして良いのです。
当事業も開始からあと数ヶ月で早2年が経とうとしています。早くも「人生二度留学」を実施するお二人目が出てきました。一度目の留学で学ぶことが多くて、もう一度のチャンスでさらに学びたいと思う気持ちが芽生えたからだと思います。
ここから留学した皆さんが、これからの日本を変えてくれると信じています。そんなパワーを感じています。日本人のいない環境を求めるのではなく、日本人であることに誇りを持ち、真の国際人になるべく、ご自分の決めた留学先で一日一日を大事に過ごしてもらえたら、と思っております。