今月は台風6号7号と続き、日本にも大きなダメージを残していきました。影響を受けられた方々、1日も早く元の生活が戻ることを心よりお祈り申し上げます。

 

かくいう私も実は台風6号には惑わされました。鹿児島直撃と言われた8月9日。そしてその翌日は東京への移動を予定しておりました。9日の飛行機は全て欠航という状態。そして、気づけば私の予約フライトの前便まで欠航が決定している状態でした。それに加え幹線道路の通行止め、空港までの高速道路も通行止めになっており、残すはただ一本の道。当日はなるべく早く自宅を出発しました。道中いろいろとハプニングがありましたが、フライトの出発時刻25分前に空港に着き、なんとか最悪の状況を逃れました。

 

いつ、どこにいても緊急の事態というものは起こりうることです。もちろん全てが計画通りに行けばそれが一番良いのですが、私たちの生活はそんな保証は一切ありません。留学中もしかり。日本にいようがアメリカにいようがアフリカに身を置こうが、安全は保証されていないのです。

 

それに加えて、留学中は「ことば」の問題が存在するということです。緊急事態となると、気が動転して母語であっても上手く表現できないこともありうるのに、母語が通じないとなれば尚更なのですよね。

 

ただ、考えてください。私たちも生活の中で、ある時、大変な状況に置かれた人を見たら何かしら手を差し伸べたくなりますし、多くの人が手を差し伸べると思います。どこにいてもそれは同じです。言語が通じないかもしれない。けれど思いは一つ。それをどうやって乗り越えるか。そしてそれを乗り越えた時に両者は計りえないつながりを感じます。私たちは日々ぼーっと生きているのかもしれない。でも必死にもなれるのです。言語が通じなくても、ことばでつながる目に見えるようで見えない何か。決して物では解決できない何かを。これを大事に日々過ごすことが大事なのかなと思います。

 

8月はいろいろと考えさせられる時期でもあります。9月という多くの人にとって新たなスタートにもなる時期を前に、日頃ある小さな幸せに感謝しながら過ごしたいですね。

 

 

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